
【腑抜けども、悲しみの愛を見せろ】
2007/07/07年公開
製作国:日本
監督:吉田大八
原作:本谷有希子
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(講談社刊)
出演:佐藤江梨子、佐津川愛美、永作博美、永瀬正敏、山本浩司
和合澄伽は見てるこちらも恥ずかしい・・・ぞ。
STORY:
北陸の山間部の小さな村。両親の訃報を受け、東京から戻ってきた和合家の長女、澄伽。4年前に女優を目指して上京したものの鳴かず飛ばず。それでも自意識過剰な澄伽は、それが自分の実力だとは露ほども思わず、何より妹の清深がしでかしたある事件が原因だと逆恨みしていた。そんな傲慢な勘違い女、澄伽の帰還に、清深は怯えながらもどこか冷めた目で姉を観察、次第に抑えていたある衝動を膨らませていく。一方、兄の宍道も澄伽の傍若無人な振る舞いをおとなしく受け入れるばかり。宍道の妻で度を越したお人好しの待子は、そんな彼らの関係を不思議な思いで見つめていた。
「あたしは特別。絶対に人とは違う。」
「やっぱお姉ちゃんは、最高に面白いよ。」
予告編を見ていて気になっていたので観てみました。もともと舞台劇なのですね。コミックの映画化だとばかり思ってました、、、
全然想像してたお話と違ってたー。こんなに暗くて不幸なお話だとは・・・
冒頭から衝撃的でしたー。トラックのタイヤの後がどんなことになってるのかが想像できるだけにゾゾッ。両親がネコが原因で亡くなってるのに、妹へのおみやげにネコのぬいぐるみを持ってくるあたりそうとうイヤな姉ですな。
その姉、和合澄伽はとんでもない勘違い女。妹の描いたマンガのせいで恥ずかしい目にあったのはかわいそうだけど、ちゃんとした女優に慣れないのは自分のせいじゃないか。なのに妹に逆恨みは最低〜っ。ま、妹も、誰のことかわかるような描き方をしたのもいけないんですがね。
努力しようともしないし、なんでも人のせいにする自分勝手な澄伽。自分は才能があると思いこんでるのが見ていて恥ずかしいですねぇ。サトエリさん、なかなかハマッてました。すごく感じ悪かったし(笑) でも憎めないところもあったりして。でも手足なが〜い。演技もうまいのかヘタなのか分からないところも良かった?です、、、
澄伽が出す監督へのファンレターの文章が上手すぎます。ちゃんとした文章が書ける能力があるならもっとマトモになれたんじゃないのかと。しかも赤いレターセットはある意味ホラーですって。真っ赤な手紙もらっても返事書こうとは思わないし、気味が悪いから開けたくもないですね。趣味悪い〜。この後のオチのために妹のバイト先は映らなかったんですね。
イジメものは苦手なので、姉が妹にする仕打ちはつらかった〜。特にお風呂のシーンはきつい。歌を歌わせるとことかも。
兄も妹も澄伽には逆らえなくてどんよりしてるところに、兄の嫁がなんとも空気の読めない方で、、、これはこれで永作さんもハマってます。
ダンナに突き飛ばされてクルクル回転していく姿は笑いました。内容が暗いだけに明るく振る舞う姿が笑えるんですがかなり浮いてますね。
妹のマンガをちゃんと読んでみたい〜!
家の事情をマンガにしちゃうのもすごすぎる。あれがある意味ストレス発散なんでしょうね。怯えてるようでしっかり姉を観察してる。
ラストの感情爆発シーンはちょっとスッキリしましたけど、DVDで充分かなと思える内容でしたね。








いや〜、もうどの登場人物も一筋縄ではいかないというか(笑)
澄伽なんてまだかわいい方かもしれませんね。
妹も根性座ってて怖いし、あとは永作ちゃん演じる義姉もワケわかんない〜。
あの歌とか人形とか不気味すぎました。