『CRASH』

公開:2006/02/11
監督:ポール・ハギス
出演:サンドラ・ブロック、ドン・チードル、マット・ディロン、 ブレンダン・フレイザー

☆story☆
クリスマスを間近に控えたロサンジェルス。黒人刑事グラハムとその同僚でヒスパニックの恋人リア。銃砲店で不当な差別に憤慨するペルシャ人の雑貨店経営者ファハド。白人に敵意を抱く黒人青年アンソニーとピーター。地方検事のリックとその妻ジーン。差別主義者の白人警官ライアンと同僚のハンセン。裕福な黒人夫婦キャメロンとクリスティン。やがて彼らの人生は思いがけない形で交錯、大きく狂い始める…。


テーマは重いけど、観終わったあとに静かな感動がやってくる・・・そんな作品でした。

脚本は『ミリオンダラー・ベイビー』の方なんですねぇ。
今回は監督までやっちゃったそうで・・・
 『007/カジノ・ロワイヤル』でも脚本担当ということで楽しみな方です。

最初から人種差別や偏見、もう盛り沢山でちょっとこれはきついなと・・・
でもいろいろな人種の人たちのエピソードがいろいろ描かれてる。
ペルシャ人の親子、黒人青年二人組み、地方検事の夫妻、白人の警察官、黒人の警察官などなど、それぞれの苦悩などが描かれてます。
ひとつひとつのエピソードについては、わかりやすかったです。


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いままでもアメリカではいろいろな差別がされていましたが、特に9.11以降は映画などでも人種差別的なことが強く描かれてますよね。
アメリカ人、アメリカに住む人々の心が不安定な状態なのがわかるような気がします。
“ひと”と“ひと”のふれあいやぶつかり合いがあるからこそ“ひと”、人間は面白いなとも思えるし、怖いとも思えます。
でも不安定さはアメリカだけじゃないような気もするけど。

自由の国アメリカだけど、多民族国家でもあるアメリカ・・・自由なりの悩みは大きいもんなんですね。
なかなか言葉にするのが難しいですわ。

印象に残るエピソードは全部といっていいほどなんですが、
自動車事故で車から出られなくなった黒人女性を助ける警察官、階段から落ちた白人女性と家政婦、ペルシャ人親子のエピソードは特に印象に残りましたよ。

気になったのは、“ペルシャ人なのに”というセリフ。
ペルシャ人とアラブ人の違いは、私には多分わからないだろうと思います。
ちょっと申し訳ない気持ちもしました。

それぞれのエピソードが最後には繋がっていくあたりも良かった。
そして音楽もとても合っていてすばらしかった。

とにかくテンポは早くもなく、どちらかとスローなんですが、飽きさせずに観せてくれてます。
観終わった後にはちょっと考えさせられましたね。

『ミリオンダラー・ベイビー』の時も観終わった時に結構引きずったんですよね。
でもポール・ハギス氏のファンになりました!
ドンパチものばかり好きだと思われがちな私ですが、こういうジーンとするものも大好きなんですよ。
ただうまく感想が書けないだけなのよ〜。゜゜(´□`。)°゜。

アカデミー賞の作品賞をとるだけあるわ!!

何回も観るというよりも、たま〜に思い出した時に観て感動したい作品ですね。


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